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セシル・アンドリュ展―カルチャー×カルチャー

※この展覧会は終了いたしました。

作品「CULTURE2」
セシル・アンドリュ 「CULTURE2」 2010

CULTURE2作品部分
CULTURE2 作品部分

作品:CULTURE2
CULTURE2  ※1階からの見上げ


CULTURE2 作品部分


展覧会内容
 世界がグローバル化した現代においても、言葉の壁はそれぞれの国や人々の交流を妨げている…。
 フランス生まれで金沢市在住の造形作家、セシル・アンドリュは、言葉の不確かさを消し去り、言葉が無言の内に存在している状態を追い求めることで、真のリアリティーに至ろうとする作品を発表し続けている。それは、言葉を静寂の内にオブジェ化し、言葉のもつ「限界と可能性」の双方を視覚化する試みである。
 今回の個展では、田園風景の中に佇む発電所美術館の空間に合わせ、フランス語で「農耕」と「文化」という二つの意味を併せ持つ“CULTURE”をヒントに、農耕的な「生活文化」に育まれたものからこそ、言葉や美術といった「芸術文化」が芽生えるという壮大なテーマの下に新作を発表する。
 地元で読まれている膨大な量の新聞紙がシュレッダーにかけられ、紙くずと化した「文字」が、無数の黒い育苗ポットに敷きつめられて、空中に吊るされる。―それは、切り刻まれて死んだ言葉が再生するための「言葉の大地」。1階から見上げれば
、あたかも原稿用紙の升目のように整然と並んだ黒いグリッドが頭上に広がり、中2階から見れば、粉砕された紙の平原が、耕された田園風景のように広がっている。
 また中2階には、活版印刷に使われていた鉛の活字部分を叩きつぶし、テーブル上に並べた作品<犠牲> (1999年)を記念碑的に展示する。それはかすかに文字が読み取れるかどうかという「記号」と「物質」の微妙な狭間を行き交う「文字の石畳」のような、言葉が徐々に物質化していく過程を見せる作品である。
 言葉のうわべだけの意味を剥ぎ取った時、実在としての文字がアートという表現を通して、ものを語らず無言のうちに美しく存在する―それを感じさせるセシルの作品は、文化の違いや国境を越え、「言葉」の核心を突き詰めながら、私たちに“CULTURE”の持つ真なる意味を問いかけてくることだろう。


会期
2010年10月9(土曜日)〜12月19日(日曜日)
開館時間
午前9時〜午後5時15分 (入館は午後4時45分まで)     
休館日
月曜日、祝日の翌日 *月曜日が祝日の場合、翌火曜日休館 
入場料
一般500円、高・大生300円、中学生以下無料
(団体割引:一般400円、高・大生300円 ※10人以上の場合)

主催・共催・後援等
主催:(財)入善町文化振興財団
共催:北日本新聞社
後援:北日本放送、チューリップテレビ、富山テレビ放送
助成:(財)朝日新聞文化財団、(財)花王芸術・科学財団
協力:(株)山岸製作所、谷田塗装店、(株)山本内装巧房

関連行事
オープニング・レセプション
10月9日(土曜日) 午後3時〜 会場:美術館入口
作家アーティスト・トークも合わせて会場内にて開催します。

IMMOLATION
IMMOLATION 1999 かわさきIBM市民ギャラリー
photo by Tadasu Yamamoto

作品部分
IMMOLATION 作品部分




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