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ヤノベケンジ×ウルトラファクトリー「MYTHOS ミュトス」展

Kenji Yanobe×ULTRA Factory MYTHOS

現在、第3章の公開制作中です。
8月28日より第3章「虹のふもとに」が開始!!
オープニング・レセプション 828() 午後3時から 会場:美術館入口
*ヤノベケンジ氏によるアーティスト・トークを開催いたします。


大洪水会場風景
大洪水会場風景 photo by Reiko Tsukamasa


photo by Reiko Tsukamasa

*水瓶に溜められた5tの水が放水されます。
*放水される時間は、1時間〜1時間30分間隔で行われます。
*放射線を感知するトらやんのガイガーカウンターが「999」からカウントダウンして
 「0」になったときに水瓶がひっくりかえる仕組みのため、時間が定まっておりません。

展覧会内容
 ヤノベケンジは、自ら「未来の廃墟」と呼ぶ大阪万博跡地で幼少を過ごした体験から「サヴァイヴァル」をテーマに、終末の未来を生き抜くためのシェルターや乗り物、ガスマスクをつけた放射能防護服などメカニックな作品を数多く発表しています。1997年より自作の放射線感知服を着て原発事故後のチェルノブイリなどを訪問する「アトムスーツ・プロジェクト」を開始。「妄想」の中で発想された創作物が現実世界と対峙し、やがて廃墟からの再生を掲げ「リヴァイヴァル」へとテーマを移行させます。2009年豊田市美術館の「ウルトラ展」では、人工稲妻発生装置を内蔵した作品「ウルトラ−黒い太陽」を発表し注目を集めました。
 今回発電所美術館における展覧会では、発電所跡地を「廃墟」から「未来」へと繋がる「物語が生まれる場」として捉え、長期にわたり現地制作を繰り返すインスタレーション作品を計画しています。
 「MYTHOS(ミュトス)」とは、ギリシャ語の「神話」を意味し、物語の進行とともに会期を4章に分け、電光・流水・虹による新たな「天地創造の物語」が生まれます。第1章「放電」では、人工稲妻発生装置(テスラコイル)を使って放電し、発電所を甦らせるかのような稲妻を発する彫刻を現地制作します。第2章「大洪水」では、旧約聖書にある「大洪水」の再来のように天変地異が巻き起こる衝撃的な光景を目撃することでしょう。また、第3章「虹のふもとに」では、自身が主宰する京都造形芸術大学内の工房「ウルトラファクトリー」のメンバーとコラボレーションし、人工的に虹を発生させる作品によって未来への架け橋を想起させる作品が出現します。
観客は今まさに生まれようとする「アート発生の瞬間」を目の当たりにし、会期中に変化・増殖する現在進行形の作品群を見る、発電所美術館らしい躍動感あふれる展示を試みます。


会期
2010619(土曜日)923日(木曜日・祝日)

序 章: 会期:6/196/27
1章「放電」: 公開制作:6/297/4  会期:7/67/19
2章「大洪水」: 公開制作:7/218/8 会期:8/108/22
3章「虹のふもとに」: 公開制作:8/248/27 会期:8/289/23

*会期中、同じチケットで4回までご覧いただけます。
*公開制作期間中は入場無料です。ただし、会場一部に入場制限がございます。
*第1章の「放電」は、平日:10:0014:002
 土・日・祝日:10:0012:0014:00・16:00の4回行います。
*第3章では、美術館周辺にも人工虹によるインスタレーションが展開されます。
 ゲスト・アーティスト:白石晃一
*現地制作のため、会期等期日を予定なく変更する場合がございます。

開館時間
午前9時〜午後5時15分 (入館は午後4時45分まで)     
休館日
月曜日、祝日の翌日 

入場料
一般500円、高・大生300円、中学生以下無料
(団体割引:一般400円、高・大生300円 ※10人以上の場合)

関連行事
オープニング・レセプション 828() 午後3時から 会場:美術館入口
*ヤノベケンジ氏によるアーティスト・トークを開催

アトリエ・ワークショップ 「虹のかなたに」
 *内容詳細は未定です。
 講師:白石晃一(アーティスト) 日時:829() 10:0016:00
 会場:下山芸術の森・アトリエ

主催・共催・後援等
主催:(財)入善町文化振興財団
共催:北日本新聞社
後援:北日本放送、チューリップテレビ、富山テレビ放送
助成:アサヒビール芸術文化財団、芸術文化振興基金
協力:京都造形芸術大学 ウルトラファクトリー



「序章」の展示内容

 発電所跡地である美術館の床には、コンクリートや鉄骨の瓦礫が散在し、あたかも「廃墟」のような雰囲気を醸し出していた。その中心に象徴的に置かれたのは、今年大原美術館の有隣荘での個展のために制作された「幻燈夜会」。水球を抱いた龍が、廃墟からの再生、そして新たな物語の誕生のシンボルとしてひときわ光り輝いていた。瓦礫の合間には、暗がりを照らし出し希望の光を捜し求めているような廃墟を散策している黒猫たち。「ランプ猫」と呼ばれた彼らは、シールドをかぶり、サーチライトのように眼が光っていた。発電所時代に水を流していた導水管の中にも、白い「ランプ猫」が獲物を見つけて駆け寄る。導水管の奥には、悪魔のような黒いマウスがゆっくりと光る太陽を手にし、コウモリのように吊り下がっていた。
 中2階には、アトム・スーツとトらやんと人形が計3体置かれ、また今までのヤノベケンジの作品・活動を振り返るドキュメント映像がプロジェクターで壁に投影されていた。子供たちには「トらやんの大冒険」の絵本を読むスペースが設けられた。


幻燈夜会
ヤノベケンジ 「幻燈夜会」*作品部分  2010 大原美術館蔵
photo by Reiko Tsukamasa


幻燈夜会
「序章」会場風景 photo by Reiko Tsukamasa

会場風景
「序章」会場風景(導水管内) photo by Reiko Tsukamasa



第1章「放電」の展示内容
*テスラコイルによる「放電」は7月19日で終了いたしました。

作品画像「放電」


第1章「放電」展示風景   photo by Reiko Tsukamasa



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