(終了)大西伸明展−LOVERS LOVERS
この企画展は終了しております。

タイトル:shika no atama
制作年:2008 素材:FRP・アクリル絵の具
photo by Hideaki Toyoura
会期
2008年10月11日(土曜日)〜12月14日(日曜日) 内容
造形作家・大西伸明は、1998年京都市立芸術大学大学院美術研究科版画専攻修了後、関西を中心に全国規模で活躍しています。2006年には、国際芸術センター青森で個展を開催、翌年には「あおもり国際版画トリエンナーレ」においてメッシュの布地を用いたレース模様の異色な版画作品で「あすなろ賞」を受賞しています。
大西は、シリコンで型取りし樹脂成形したものに、リアルで緻密な色彩と質感を施した作品を発表しています。今までに手掛けたものは、文房具、豚肉や鮭の切り身、錆びた脚立、無数の蝶、石ころ…といった具合に、日常品から自然物まで多岐に亘ります。それらは、一部分が透明であることでようやくフェイク(偽物)だと分かるほどリアルな存在感を持っており、見る者に衝撃を与えます。ただ作家の目的は、現物を再現するためのリアルな複製を作ることではなく、現実からはぎ取った薄っぺらなリアリズムが無数にコピーされることで、私たちに「現実」に対する浅はかな「認識」を気付かせることにあるのです。そして、彼の作品は、コピーが氾濫しバーチャルな映像に溢れる現代に、「真なる存在とは何か」を現実と虚偽の狭間で問いかけてきます。
今回の個展では、入善で採取した自然石や巨大な樹木、消波ブロックを型に取った新作や、タービンの部品を複製化した作品など、周辺環境や旧発電所の空間に関連した構想を実現します。また壊れた自動車をモチーフにしたいという作家の願いで、クラッシュした名車ミニ・クーパーを型に取る新作に着手し、新たなイメージ展開を見せます。
“LOVERS LOVERS”…「愛しく惹かれ合うふたつのもの」=“LOVERS”が繰り返され、さらに対を成すというタイトルにもある通り、日常眼にする“モノ”や“コト”が容易く増殖する大西ワールドの「異様さ」は、視覚で感じ取る「リアリティー」がいかに希薄なものであるかを認識させる一方で、見慣れた風景に埋もれている「唯一無二の美しき存在」を改めて気付かせてくれるのです。
開館時間
午前9時〜午後5時15分 (入館は午後4時45分まで) 休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は、翌日の火曜日が休館) 入場料
一般500円、高・大生300円、中学生以下無料
(団体割引:一般400円、高・大生200円 ※10人以上の場合)
主催・共催・後援等
主催:(財)入善町文化振興財団
共催:北日本新聞社
後援:北日本放送・チューリップテレビ・富山テレビ放送
助成:(財)朝日新聞文化財団、(財)野村国際文化財団
協賛:アサヒビール株式会社
協力:(株)ノマル オープニング・レセプション
10月11日(土曜日) 午後3時から

タイトル:jumoku
制作年:2008 素材:FRP・ウレタン樹脂・アクリル絵の具

タイトル:ishikoro
制作年:2008年 素材:ウレタン樹脂・アクリル絵の具
photo by Hideaki Toyoura

タイトル:shoha burokku
制作年:2008年 素材:FRP・エポキシ樹脂・アクリル絵の具

作品「shoha burokku」の部分
タイトル:mini kupa
制作年:2008年 素材:FRP・アクリル絵の具・ラッカー塗料・ウレタン塗料

作品「mini kupa」の部分
この美術館のページ内にて掲載されている画像及び内容は全て入善町文化振興財団 に帰属します。
無断で転載することを禁止いたします。
このサイトに掲載されている料金表示は全て消費税込みの価格です。
Copyright(c)2003- Nizayama Forest Art Museum All right reserved.