その10 農業に利用できる!?海洋深層水

更新日:2021年02月01日

小さな風車小屋が見える広い農場の畑で、二人の農夫が緑の野菜を手入れしている様子のイメージイラストの写真

【広報入善2002年8月号掲載】

一般的に農作物は塩分を嫌いますが、海洋深層水の塩分や特性である低温性を農業に利用する試みがなされています。

野菜などにストレスを与える(悪環境にする)と、栄養分が集中して糖度が高くなり、うまみが凝縮するといわれています。

この性質を利用して、海洋深層水を葉面や株元などに散布し、ストレスを与えることによって、農作物の糖度を増加させる研究などが行われています。 例えば、トマトの水耕栽培で、養液に海洋深層水を混ぜて与えることによって、普通のトマトに比べて糖度が高くなったことが確認されています。

また、海洋深層水の低温性を利用することによって、栽培施設内や土壌の温度を制御することにより、高原野菜などの低温作物や、夏の栽培が難しいほうれん草などの栽培が可能になるそうです。

このほかにも、海洋深層水を有効に利用した農業の研究が、農家や研究機関などで盛んに行われています。

この記事に関するお問い合わせ先

キラキラ商工観光課 深層水係
〒939-0693 富山県下新川郡入善町入膳3255

電話番号:0765-72-3803
ファックス:0765-74-2108

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