その16 深さ384メートルの深海に住む生物たち
【広報入善2003年2月号掲載】
入善海洋深層水は、深さ384メートルの深海からくみ上げています。暗くて光が届かないこの深海にも様々な生物が生息しており、これら生物が深層水の取水管を通ってまれにやってきます。
今までは、ザラビクニンやマカジカ、シロゲンゲ、ボタンエビ、アマエビ、シマエビ、シラエビなどがやってきました。活用施設の水槽で展示していますので、深層水をくみにこられた際はぜひご覧ください。
最近、これら顔なじみの生物に混じって新たな訪問者?がありました。それはザラビクニンをゴジラ化したような魚で、体長70ほど。魚津水族館に問い合わせてみると、ザラビクニンと同じクサウオ科のイサゴビクニンのオスだということがわかりました。
このイサゴビクニンのメスや未成熟期のものは体の色がきれいなピンク色をしていますが、成長したオスだけは、体の色が真っ黒になり、全身にイボがついて、写真のような姿になるそうです。
驚いたことに数日後、オスを追いかけるように今度はメスがやってきました。オスは死んでしまいましたが、メスは現在、魚津水族館で飼育されています。
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更新日:2021年02月01日