その20 深層水で町の新たな特産品づくり~「深層水あわび」が誕生!
【広報入善2003年6月号掲載】
町には、海洋深層水を利用した全国で初めての養殖施設があります。その施設で昨年4月から入善漁業協同組合がエゾアワビの養殖に取り組み、「深層水あわび」と命名して、今年の4月から本格出荷を開始しました。
深層水を利用してアワビを飼育することに、どのようなメリットがあるのでしょうか?
まず、深層水は非常に清浄で、細菌、ウィルスがほとんど存在しないため、病気になりにくく、健全に成長すること。しかも衛生的に安全で、安心して食べられるアワビを生産できることです。
また、深層水は常に低温で安定しており、水温管理がしやすいため、アワビが最も苦手とする夏場の水温上昇を防ぐことができることもあげられます。
さらに、深層水は栄養塩が非常に豊富なため、アワビのえさとなるケイ藻類が水槽中に大量に発生するので、えさの費用節約にもなります。
そのほかにも、深層水で飼育すると成長が通常より30以上早くなり、しかも肉厚で高品質なアワビになるなど、深層水を利用した場合のメリットがたくさんあります。
入善漁業協同組合では、「深層水あわび」の今年度の出荷を6万個予定しています。将来的に増産し、町の新しい特産品となることを目指しています。
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更新日:2021年02月01日