その4 魚づくりの夢の水「海洋深層水」
【広報入善2002年2月号掲載】
海洋深層水には、安定した低温性、富栄養性、清浄性といった特性があります。
これらの特性を上手に利用すれば、効率の良い魚介類の養殖などが行えます。
低温性の利用
安定した低水温を利用すれば、冷水系や深海魚の養殖が可能になります。
また、表層海水との組み合わせなどで、一年中最適な水温で魚介類を養殖することができ、成長停滞期間をなくし、成長を早めることができます。
富栄養性の利用
海洋深層水に含まれる豊富な栄養塩は、これを吸収して育つコンブ、ワカメなどの食用藻類の栽培や、クロレラなどの自然健康食品の生産に有効です。
清浄性の利用
海洋深層水には細菌やウイルスがほとんど存在しないため、魚介類が病気になりにくいといった、健全な魚介類の飼育環境に適しています。
海洋深層水を利用した養殖事業は日本初であり、入善漁業協同組合では、エゾアワビの養殖を行います。
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キラキラ商工観光課 深層水係
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更新日:2021年02月01日