その46 海洋深層水と「環境保全」

更新日:2021年02月01日

暗い宇宙から見た丸い地球の写真

【広報入善2005年10月号掲載】

人類は、自然の資源を使い続け、中には枯渇寸前のものもあります。そんな中、海水の約95%を占める海洋深層水は、利用後に海へ戻せる「再生循環型」の無限の資源であるといえます。この豊富な資源の海洋深層水を環境分野で有効活用することが、これからの重要なテーマとなります。

環境問題の中で最大の課題となっている「地球温暖化」問題にとっても、海洋深層水は寄与すると考えられています。例えば、海洋深層水を使って植物プランクトンや海藻を増殖させたり、火力発電所の冷却水に低温の海洋深層水を利用したりすることによって、CO2の削減や地球温暖化の防止に貢献することができます。

また、海洋深層水の低温・清浄性を生かした低温貯蔵、空調システム、冷凍システムなどが実現できれば、省エネルギー効果にもつながります。さらに、利用後は海へ戻すことで、深層水の持つ栄養成分でその周辺の磯焼けの海辺が肥沃化し、海藻が生い茂ったり、魚介類などが復活したりします。

このように海洋深層水は、食品や水産、健康分野だけでなく環境分野での利用も注目され、地球の様々な自然環境の改善に大ききな力になると期待されています。

この記事に関するお問い合わせ先

キラキラ商工観光課 深層水係
〒939-0693 富山県下新川郡入善町入膳3255

電話番号:0765-72-3803
ファックス:0765-74-2108

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