その50 海洋深層水を使ったコンブ養殖!その2
【広報入善2006年2月号掲載】
入善漁業協同組合では、アワビを飼育した海洋深層水を再利用し、「コンブの養殖」に取り組んでいます。
今回は、その取り組みについて詳しく紹介します。
入善漁協は、「深層水アワビ」のえさとして、北海道から乾燥コンブを仕入れていましたが、えさを自ら確保するほか、新商品としても提供していこうと、平成15年9月から養殖施設の隣に水槽を設け、コンブ養殖の研究を始めました。そして、県水産試験場の協力のもと、成長したコンブから種を採り、養殖用の糸に付着させる技術の確立に成功しました。
これにより、1年を通して新鮮なコンブの供給が可能になり、平成17年4月から宇奈月温泉のホテルなどへ出荷を始めました。また、今年度からは、10トン水槽を5基増設し、規模を従来の約3倍に拡大。養殖を本格化し、3トンのコンブ生産を目指しています。
今後の取り組みとしては、生のコンブが市場にほとんど流通していないことや、ミネラル豊富な海洋深層水で養殖していることなどの希少価値を売りにし、深層水アワビを納入している県内外の温泉旅館などへコンブとセットで提供していくほか、一般家庭でも購入できるようにしていきます。
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更新日:2021年02月01日