記念物~史跡~

更新日:2021年02月01日

じょうべのま遺跡 昭和54年5月14日国指定

高所から撮影された、田園地帯の田んぼと水路沿いにある、長方形に乾いた地面のが見える区画が数個写る写真

じょうべのま遺跡

じょうべのま遺跡は昭和45年のほ場整備の際に行われた発掘調査とその後昭和60年代までの発掘調査によってその内容がほぼ明らかになりました。
調査の結果、遺跡中心部で何度も立て替えられた多数の柱穴や柱根と、建物に接して水路の跡が発見されました。
建物遺構は、北側にあって南向きの主屋と、主屋前庭を挟んで東西両側に配置された脇屋からなっています。出土した遺物は、須恵器や「西庄」「寺」「田中」「小黒[ ]」などとかかれた土師器の墨書土器、そして木簡、馬形、人形、下駄などの木製品が主なものです。
これらのことから、この遺跡は平安時代の荘所(荘園の管理所)跡であることや、建物に接した川跡遺構の発見で、物資の搬出入の機能を持つ遺跡であることがわかりました。
古代の荘所で建物跡が確認されたのは全国初の例で遺跡は覆土復元し、平成2年4月、遺跡公園として開園されました。

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