入善の糸あやつり人形

更新日:2022年06月06日

入善の糸あやつり人形

入善には古くから「茄子人形」といって、茄子などで簡単な人形を造り、芝居を演じていた人たちがおり、これが文化のころ(1804年~1818年)には、勾欄(てすり)人形へと進歩していきました。
ちょうどそのころ大坂の藤井長之助糸あやつり人形の一行が、入善を通過の際、西米沢家で一幕を演じました。これが縁で勾欄人形は次第にすたれていき、反対にあやつり人形の技が入善に定着、入善の糸人形となりました。
文政3年(1820年)に魚津の角川で、慶応2年(1866年)には岩瀬で興行するなど大変な人気で、寺町北端(清八楼付近)にあった入善神社の秋祭りの仮小屋公演も、明治3年に前口5間・奥行4間の常設館が建築されました。しかし、24年の大雪で倒壊、翌年の公演が最後となりました。
文政のころは糸人形と呼ばれ、現在の分類で「手板式糸あやつり人形」とされる方式としては、現存する最古の人形です。手板と共に揃っている武田勝頼人形の完体1躯、その他1躯、首19点が町文化財に指定され保存されている。

入善町入膳3200(文化資料館)
あいの風とやま鉄道入善駅下車 徒歩7分

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会事務局 男女共同参画・文化係
〒939-0693 富山県下新川郡入善町入膳3255

電話番号:0765-72-3858
ファックス:0765-74-2790

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