「NEW農チャレンジ事業」の中間報告会を実施

更新日:2022年08月05日

切ったジャンボ西瓜の断面をみせる入高生
ジャンボ西瓜の糖度を測る入高生

7月28日、入善高校の上田農場で「NEW農チャレンジ事業」の中間報告会が行われました。

入善高校農業科では、町ジャンボ西瓜生産組合とJAみな穂、町などと連携し、町特産品の「入善ジャンボ西瓜」栽培の省力化を研究する「NEW農チャレンジ事業」を3年前から実施しています。

事業はジャンボスイカの生産者減少に歯止めをかけるために始まったもの。生徒たちはこれまでに、生産者の指導を受け、まずは通常どおりの栽培を実践。並行して、大きさや糖度、食感を保ったまま、肥料削減による利益率向上・接ぎ木栽培で連作障害を軽減できないかなどの生産性向上を図る栽培方法との比較研究を実施してきました。

同校のジャンボスイカ研究班では、ことし、従来通りの育て方のものと、接ぎ木し、肥料を2割減らした育て方をしたものを研究用に栽培。報告会では、収穫した西瓜の大きさや重さ、糖度を比較したあと、参加者に西瓜を食べ比べてもらい、甘みや食感のアンケートを実施しました。

ジャンボ西瓜をふるまう入高生と切った西瓜をほおばる児童
どのジャンボ西瓜が美味しかったかアンケートをとる入高生

また、7月29日~31日まで開催された「入善ふるさと七夕まつり」の会場でも、来場者に西瓜を振る舞い、食べ比べアンケートを実施。個体によるばらつきはあるものの、研究栽培したスイカも、通常の育て方の西瓜に近い甘さや食感があるという回答が得られ、生徒たちは自信をのぞかせました。

研究班の中道歩夢さん(3年)は、「昨年は空洞果が多かったが、栽培方法を工夫したことで、改善できた。後輩たちには、研究成果を受け継いで、もっと品質を高めてほしい」とエールを送りました。

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