「深層水仕込カキ」とは?

更新日:2021年02月01日

深層水仕込カキとは?

深層水仕込カキとは、入善沖水深384メートルから汲み上げられる入善海洋深層水を用い、24時間以上蓄養・浄化されたカキのことです。一般的な表層の海水を使って蓄養・浄化されるカキと比べ、食の安全性が高まり、栄養豊富であるなどのメリットがあります。

世界初(注釈)、海洋深層水を用いたカキの蓄養事業

平成26年7月31日に、広島県呉市より、入善町に進出した株式会社日本かきセンターでは、全国約50産地のカキを入善に集荷し、入善沖水深384メートルから取水される海洋深層水を用い、24時間から48時間蓄養・浄化後、主に親会社の株式会社ヒューマンウェブが全国展開するオイスターバーへ出荷しています。

(注釈)株式会社ヒューマンウェブ調べ

稲刈り後の畑と長閑な景色の中にある、大きな工場の写真

株式会社日本かきセンター富山入善本社

同社は、業務用生食用殻付カキの取扱高が、全国NO.1の企業です。(同社調べ)

したがってここ入善町は、殻付の生ガキが全国で一番集まる場所ともいわれ、カキ物流の一大拠点として、産地とはまた別の、重要な産業的役割を担っています。

透明度が高く浅い水中に、ぎっしりと敷き詰められた牡蠣貝の殻が、水面にたゆたう写真

カキ蓄養風景

カキは1時間に約20リットルもの海水を吸い、吐き出します。カキのこの特性が、海洋深層水によるカキの蓄養・浄化のメリットと、大きく結びつきます。

(海洋深層水水産振興施設内)

工場内の水路コンベアのような所で、ビニール手袋をした人が沢山牡蠣の入ったカゴを手に持ち、洗っている様子の写真

カキ出荷作業風景

24時間から48時間をかけ、体の中がしっかりキレイになったカキは、安全安心のプレミアムな商品として全国へ出荷されます。

出荷数量は1年あたり約600万個(見込)

(海洋深層水水産振興施設内)

写真提供 株式会社ヒューマンウェブ

安全安心、ミネラル豊富な「深層水仕込カキ」

入善海洋深層水には、深海から汲み上げられることに由来する、

  1. 清浄性(雑菌が少なく、キレイ)
  2. 富栄養性(ミネラルバランスが非常に良い)
  3. 低温安定性(一年を通じて2℃前後で安定)

という3つの特性があります。

キレイでミネラルバランスが良い最高の水、「入善海洋深層水」の中で過ごしたカキは、安全性が高く、表層水(一般海水)で過したカキと比べ、ミネラル成分が保持、又は向上します。

カキの蓄養・浄化方法

海洋深層水を使う方法

海洋深層水の自然の力を活用し、かけ流して浄化。

海洋深層水を使う方法を説明しているイラスト

従来の方法

表層水を紫外線殺菌し、海水を循環させて浄化。

従来の方法を説明しているイラスト

イラスト提供 株式会社ヒューマンウェブ

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入善海洋深層水(入善沖水深384メートルから取水)の3大特性

入善海洋深層水の3大特性
低温安定性 一年を通じて2度前後で安定している。
清浄性 深海にあるので、陸水、大気からの汚染を受けにくく、化学物質、汚染殺菌数が少ない。
富栄養性 必須微粒元素や、各種ミネラルがバランスよく含まれ、不純物が少ない。

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この記事に関するお問い合わせ先

キラキラ商工観光課 水産・深層水係
〒939-0693 富山県下新川郡入善町入膳3255

電話番号:0765-72-3803
ファックス:0765-74-2108

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