その49 海洋深層水を使ったコンブ養殖!

更新日:2021年02月01日

赤い熱帯魚とカラフルなサンゴが描かれた、海の中のイメージイラストの写真

【広報入善2006年01月号掲載】

入善漁業協同組合では、アワビを飼育した海洋深層水を再び利用し、「コンブの養殖」に取り組んでいます。養殖しているのはコンブの代表種「マコンブ」です。今回は、そのマコンブについて紹介します。

日本には、13種のコンブ属植物が分布していますが、そのほとんどが北海道の海域に生育しています。マコンブはコンブの代表格であり、津軽海峡西端から室蘭付近までの岩礁や小石上に生育しています。色は茶褐色で、長さも幅も大きく、長さ2~7メートル、幅20~30センチメートルにもなり、ときには水深30メートル地点で生育するとの報告もあります。マコンブは高級品昆布で、「出し昆布」「塩昆布」「おぼろ昆布」などに使われます。

マコンブは、水温12~13℃を超えると枯れてしまうため、8~10℃程度の低水温に保つことが養殖の条件となります。そのため入善漁協では、海洋深層水の再利用時に、水温を7~8度程度に下げてコンブの養殖水槽に流れ込むようにしています。ミネラルが豊富で温度管理された海洋深層水の中で、コンブは日々順調に成長しています。さらに、昨年から入善漁協は、養殖しているアワビのえさにこのマコンブを与えることで、「深層水あわび」の付加価値を高めています。

この記事に関するお問い合わせ先

キラキラ商工観光課 深層水係
〒939-0693 富山県下新川郡入善町入膳3255

電話番号:0765-72-3803
ファックス:0765-74-2108

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