小摺戸地区担当アドバイザー

更新日:2022年05月10日

寺林すま子さんの顔写真

小摺戸地区担当  寺林 すま子

1.新着情報(令和2年11月1日更新)

本年コロナ禍の下で多くの行事は見合わせとなったのですが、10月15日に小摺戸神社で玉串奉奠が行われました。小摺戸神明社の拝殿と幣殿には、天保13年7月(1842年)に奉納された絵馬や、源頼光の鬼退治の絵図などが飾られています。制作年代は不明ですが、昔も今も、鬼退治は人気があるようです。一度機会があればご覧下さい。

江戸時代から今日までその時代に生きた人々の息遣いが感じられ、新鮮な驚きを改めて覚えました。

なお、御神輿は小摺戸上部は3年に一度、一宿は4年に一度、福島は6年に一度挙行されます。

小摺戸地区_1 小摺戸_2

2.小摺戸地区の紹介

黒部川の右岸、入善町の南西部に位置し、散居村の田園風景が広がり約400世帯、約1,300人が暮らしています。

黒部川の豊かな水と朝晩に吹く風(あらせ)によって食味満点のお米ができる地区です。澄んだ空気と旨い米と水。

車で10分もあれば北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅に到着。約2時間半で東京駅です。北陸自動車道スマートインターへも、これまた車で10分。県内外へのアクセスは実に便利です。

3.小摺戸地区の春夏秋冬

春・・・小摺戸神明社の境内にある県指定天然記念物「小摺戸の大藤」の開花に合わせ一斉に田植えが始まります。田植え後には、秋の豊作を祈る「藤祭り」が催されます。

夏・・・地区対抗の球技大会をはじめ、田虫祭、納涼祭、各集落でのバーベキューなどイベント盛りだくさんの時期です。

秋・・・9月中下旬に一斉に稲刈りが行われます。10月には、収穫を祝う秋祭りが各集落で開催されます。

稲刈りを行っている写真。手前には収穫を迎えたたくさんの稲が、奥には稲刈り機を運転して稲刈り機を行っている男性が写っている。

冬・・・平野部のなかでも積雪は多めの地域で墨絵を見るがごとき景色になります。
元旦には、どの地域よりも早く小摺戸神社で篝火をたき獅子舞を行う「初舞」という伝統行事があります。この獅子舞は雨竜町(北海道)の獅子舞のルーツとされています。小摺戸地区から移住が始まったのは明治30年(1899年)から55年間続きました。現在も相互訪問を続け交流しています。

夜空の下、子供が獅子舞いを行っている写真。周辺には多くの人々が獅子舞いの様子を見守っている。