柴川敏之展
柴川敏之展|PLANeT re BIRTH / VERSEーN氏の100年
企画・展示内容
このたび入善町下山芸術の森発電所美術館では、令和8年度企画展として、岡山県在住の現代美術家・柴川敏之の個展を開催いたします。
2026年は、本館の前身である旧黒部川第二発電所が稼働してから100年の節目にあたります。1926年の竣工以来、長い時間を刻んできたレンガ壁には、柴川が探求してきた「未来の考古学」という視点と響き合う独自の時間の層が宿っています。柴川は、現代の日用品が2000年後の41世紀に“出土品(化石)”として現れたらどう見えるのかという想像力を起点に、時間の痕跡を物質に刻む作品を生み出してきました。
本展ではこの建築物を、百寿を迎えたN氏に見立て、N氏が歩んできた100年の時間と、これから見つめていく未来の視点を重ね合わせながら、過去・現在・未来が交差するインスタレーションを展開します。かつて水が電力へと変換されていた空間は、いまや文化のエネルギーを生み出す場へと姿を変えました。その変遷は、柴川が探求する「時間の堆積」というテーマと呼応し、100年の記憶を宿す建物そのものが巨大な“時間の器”として作品世界に溶け込んでいきます。
100年前から受け継がれてきた発電所の記憶、現代の日用品が未来へ残す痕跡、そして100年後、さらには2000年後の世界を想像するまなざし。三つの時間軸が重なり合うことで、観る者は自身の時間感覚を揺さぶられ、過去と未来の距離を新たに捉え直す体験へと導かれます。歴史をまとった空間と未来を掘り起こすような柴川の作品が響き合うこの場で、季節の移ろいとともに漂う静かな時間の流れに身をゆだね、心の奥に眠る記憶と未来がふと交差する瞬間を味わっていただければ幸いです。
会期
2026年10月3日(土曜日)~2027年3月14日(日曜日)
観覧時間
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会期中の休館日
月曜日(但し、10月12日、11月23日、1月11日は開館)、
10月13日(火曜日)、11月3日(火曜日・祝日)、11月4日(火曜日)、11月24日(火曜日)、
12月21日(月曜日)〜1月8日(金曜日)、
1月12日(火曜日)、2月12日(金曜日)、2月23日(火曜日・祝日)、2月24日(水曜日)
観覧料(入場料)
一般:600円/高校・大学生:300円/中学生以下無料
主催
公益財団法人入善町文化振興財団
注意事項
- 作品構成および安全管理の観点から、一度に入場できる人数に制限を設ける場合がございます。10名以上でお越しの際は、複数グループに分かれてのご入場となる可能性が高いです。
- 展示会場には空調設備(暖房)がございません。12月〜2月頃は館内が大変寒くなると予想されます。お客様ご自身で防寒対策をお願いします。

《2000年後に発掘されたケーキの出土品(化石)》2026年

《2000年後に発掘された車椅子の出土品(化石)》2018年(Photo:SUEMASA Mareo)
関連イベント(1)アーティスト・トーク
会期初日、開催作家の柴川が作品の解説をいたします。
- 日時:10月3日(土曜日)午後2時より
- 場所:発電所美術館 展示室
- 料金:観覧料のみ
関連イベント(2)夜間開館:2000年後のナイトミュージアム
会期中、10月の毎週金曜日に夜間開館いたします。
自然光の入る日中とは違う、日没後の見え方をお楽しみいただけます。
- 実施日:10月9日(金曜日)、10月16日(金曜日)、10月23日(金曜日)、10月30日(金曜日)
- 時間:毎回午後6時〜午後8時(入館は午後7時30分まで)
- 場所:発電所美術館 展示室
- 料金:観覧料のみ
地図情報
- この記事に関するお問い合わせ先
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下山芸術の森発電所美術館
〒939-0631 富山県下新川郡入善町下山364-1
電話番号:0765-78-0621
ファクス番号:0765-78-0621
メールフォームによるお問い合わせ

更新日:2026年07月03日