四種混合(百日咳、ジフテリア、破傷風、不活化ポリオ)

更新日:2023年04月25日

どんな病気?

ジフテリア

症状は高熱、のどの痛み、犬吠様の咳、嘔吐などで、偽膜という膜ができて窒息死することがあります。発病2~3週間後には、菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺を起こすことがあるため、注意が必要です。

百日せき

普通のかぜのような症状ではじまります。続いてせきがひどくなり、顔を真っ赤にして連続的にせき込むようになります。せきのあと急に息を吸い込むので、笛を吹くような音が出ます。乳幼児はせきで呼吸ができず、くちびるが青くなったり(チアノーゼ)けいれんが起こることがあります。肺炎や脳症などの重い合併症を起こします。乳児では命を落とすこともあります。

ポリオ(急性灰白髄炎)

「小児まひ」と呼ばれます。咽頭や小腸の細胞で増殖します。増殖したウイルスは便中に排泄され、再び人の口に入り、抵抗力(免疫)を持っていない人の腸内で増殖し、人から人へ感染します。感染してもほとんどの場合は症状が出ず、一生抵抗力(終生免疫)が得られます。感染すると100人中5~10人は、かぜ様の症状があり、発熱、続いて頭痛、嘔吐があらわれます。また、感染した人の中で、約1,000~2,000人に1人の割合で手足の麻痺を起こします。一部の人には、その麻痺が永久に残ります。麻痺症状が進行し、呼吸困難により死亡することもあります。

破傷風

 土の中にいる菌が、傷口から人の体内に入ることによって感染します。菌が体の中で増えると、菌の出す毒素のために、筋肉の強直性痙攣を起こします。最初は口が開かなくなるなどの症状で気付かれ、やがて全身の強直性の痙攣を起こすようになり、治療が遅れると死に至ることもある病気です。患者の半数は本人や周りの人では気がつかない程度の軽い刺し傷が原因です。土中に菌がいるため、感染する機会は常にあります。また、お母さんが抵抗力(免疫)をもっていれば出産時に新生児が破傷風にかかるのを防ぐことができます。

対象となるお子さん

生後2か月~生後90か月(7歳6か月)未満

標準的な接種期間・方法

生後3か月~生後90か月未満で接種開始 → 合計4回接種

  1. 初回接種3回:生後12か月(1歳)に至るまでに、20日以上の間隔で3回接種
  2. 追加接種1回:初回接種(3回目)終了後、12か月から18か月まで間隔をおいて1回接種

持ち物

母子健康手帳、接種券・予診票

接種場所

接種場所は次のリンクの「定期予防接種(個別接種)町内指定医療機関」の箇所をご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

元気わくわく健康課 健康増進係
〒939-0642 富山県下新川郡入善町上野2793-1
電話番号:0765-72-0343
ファックス:0765-72-5082

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